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●歯周病とは・・・・
歯を支えている骨がとけていく病気です。食後の食べ残しの歯垢が原因となり、歯を支えている骨が細菌により吸収されていく慢性の感染症です。自分で気づかない軽い歯周病を含めると40歳以上の成人のうち、5人に4人以上が歯周病にかかっているといわれ、歯周病は歯を失う最も大きな原因となっています

●歯周病が進行すると・・・・
はじめは自覚症状がなく鏡で見ても気がつきませんが、そのうちに歯肉が赤くなったり腫れたりします。歯垢が石灰化し歯石になると、自分では取り除きにくくなって歯周病が悪化し、歯と歯肉に付着している部分に隙間(歯周ポケット)ができます。さらに炎症が歯肉の内部に進行すると、歯根膜や歯槽骨が破壊されて、歯を固定する力がだんだん弱くなります。この状態のまま放っておくと、ついには歯を失うことになります

 

歯周病の初期段階は痛みを伴わないので、どうしても見過ごされがちです。歯周病は気づかないうちに症状が進んで歯が抜けてしまうこともありますが、歯周病にかかってしまってからでも治療で治すことができます。もちろん、一番重要なのはプラークコントロール(ブラッシング)ですが、歯周病に冒された組織を治癒した状態に戻すためには治療が必要です。
   
 
 


●歯周ポケット除去
 爪が伸びた状態で子供が泥んこ遊びをした状態を想像してみてください。爪の中は泥でいっぱいです。爪の中をきれいにしようとすると、ブラシで丁寧に一指ずつとってあげないといけません。そして子供がまた泥んこ遊びをしたとしても、汚れにくくするためには伸びた爪を短く切ってあげればいいのです。
 同じように歯槽膿漏に侵された歯は、歯ぐきとの隙間(歯周ポケット)が4ミリ以上あり、その中は歯石や細菌でいっぱいです。そこを麻酔したうえで、きれいに掻爬(そうは)してあげる必要があります。その上で、食事をしても歯の周りに細菌が集まりにくいよう、そして患者さんが歯磨きしやすいようにするために、歯ぐきに手術をする必要があります。
 手術した後の歯ぐきの隙間(歯周ポケット)は1ミリになります。

●咬合のコントロール
 雪の上を長靴では歩けないのに、スキーの板をはけばすべることができます。同じように支えている骨が少なくなった歯は、一歯ずつでは揺れてしっかりと噛むこともできず、噛むたびに歯の寿命を縮めてしまいます。そうならないようにするためには、数歯ずつ、あるいはすべての歯を連結して噛むようにすることによって分散することができ、歯が長持ちしていきます。

手術前
歯周病により歯肉の発赤や歯のぐらつきも出ています
  手術後
ポケットを無くし、噛み合わせをコントロールすることにより、審美的にも機能的にも回復しました

●付着歯肉の獲得

 付着歯肉とは、歯の周りにある丈夫な歯ぐきのことです。しかし、歯周病が進行したために、その付着歯肉が少なくなったり、生まれながらにして、付着歯肉が少なく、歯周病に対して、抵抗力の弱い歯ぐきの人がいます。
そういう場合には丈夫な歯ぐきを移植することもできます。

 

 
 
   


歯周ポケットを無くすもう一つの特殊な方法として、失われた骨、組織を元に戻す方法(再生療法)があります。失われた組織内に、特殊な膜、あるいは薬剤を転入することにより、再生することが可能となります。
詳しくは「再生療法について」のページをご覧ください。

手術前
レントゲンでは歯を支えている骨は白く映りますが、点線で囲まれた部分は黒くなり、骨が歯周病により吸収されていることがわかります。
  手術後
手術後8ヶ月後に失った骨が再生し、レントゲンでは白く映り元に戻っていることが確認できます。

 

     
歯周病はせっかく治療して良くなっても、正しいブラッシングを毎日続けなければ、また再発してしまいます。治療時に歯肉の清掃や歯石除去のほか、歯周病の治療と予防に効果的なブラッシング法も指導いたします。

 

[ 歯周病とは | 再生療法について ]

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